7月 18

分配金の罠

投資信託の商品をいろいろ調べていくと、どれがいいのか、わからなくなりがちですよね。
その中で、銀行や証券会社が推奨しているのは、「分配金がたくさんもらえる」商品。
こうした商品は、年に2~4回決算があって、その度毎に利益分が分配金として支払われます。

こうした商品は、「年に4回、嬉しい分配金がもらえる!」などといって宣伝されていて、いかにも良さそうな顔をしています。
ですが、本当に分配金をたくさんもらえる商品がいい商品なのでしょうか?

投資信託にはもうひとつ、「分配金がもらえない」商品があります。
この商品は、決算になっても分配金がもらえません。
では、儲けた分はどうなるのか、というと、利益分は、元本に加わって、「再投資」に回されるのです。
つまり、元本が増えるわけですね。

この、「分配金がもらえる」投資信託の商品と、「分配金がもらえない」投資信託の商品の、利益について比べてみましょう。
例えば、あずけた金額が100万円、年の利回りが5%だったとして、
1年めは、どちらも105万円になりますよね。
それで、分配金をもらえる商品は、ここで5万円が手元に残り、元本は100万円のままです。
一方、再投資に回される商品は、分配金は戻ってきませんが、元本が105万円になります。

そうすると、2年めはどうなるか、というと、分配金をもらえる商品の場合は元本が100万円のままですから、利益は5万円。分配金を5万円もらえます。
それに対して、分配金をもらえない商品は、元本が105万円になっていますから、5%で52500円の利益が出ることになります。

そして、3年め。分配金をもらえる商品では利益はやはり5万円ですが、分泌金をもらえない商品は元本が100万円+5万円+52500円=1102500円なので、利益は5%で55125円になります。
たった3年で、分配金をもらえる商品ともらえないで再投資に回す商品でこれだけ利益の差が出てくるのです。
これが10年、20年、と続いた場合、その差がどれだけ大きくなるか、一度計算してみてはいかがでしょうか?

このように、多くの銀行や証券会社が勧める「分配金をたくさんもらえる」商品は、「元本が増えない」という性格上、分配金を再投資して「元本が増える」商品に比べて利益が少なくなるのです!

ですから、目先の「お小遣い程度のお金がもらえる」商品にするべきか、「数十年後にガッポリお金が戻ってくる」商品にするべきか・・・
よく考えれば、答えは明白でしょう。

分配金の罠にだまされないで下さいね!




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Posted 2015年7月18日 by 年収200万円 in category "100万円増やす理論